こんにちは、愛川せれん(@seren.happy)です。
海外の航空会社の飛行機に乗る前って少し不安になりますよね。
航空会社によっては搭乗時刻の1時間前にチェックインしないと搭乗拒否されたりすることもあります。
そんな中、「四川航空」と言えばその中でもLCCよりの航空会社。
サービスや機内の雰囲気を事前に少しでも知っておきたいですよね。
今回は、そんな方のために四川航空に実際に搭乗をしたのでレポートを書きたいと思います。
周りは中国人ばかりでまさかの〇〇の人がいなくて困ったり…。
この記事を読んでおけば、搭乗する前から対策をでき、どんな雰囲気か知っておくことで旅行の不安を取ることができます。
タップできる目次
四川航空とは
基本情報
中国国内では40もの都市を結んでいる大規模な航空会社ですが、LCC並みに格安な航空会社で知られています。
ですが、日本から出発する四川航空の行き先は2通りしかありません。
日本の空港 | 行き先 | 航空会社 |
成田空港発 | 成都双流国際空港(四川) | ANA
四川航空 |
関西航空発
詳しくはこちら |
成都双流国際空港(四川) | 中国国際航空
中国南方航空 四川航空 ANA |
関西空港 | 西安咸陽国際空港(西安) | 中国南方航空
四川航空 春秋航空 海南航空 |
※2019年12月時点
日本人からすると成都か西安にいかない限り、利用をすることはない航空会社になります。
今回の成都(四川省)へはANAと四川航空がありましたが、その決定的な差は航空運賃になります。
四川航空は、ANAのおよそ半額ほどの航空運賃で乗ることができちゃいます!
成都と西安ってどんなところ?
中国:成都(せいと/チェンドゥ)

麻婆豆腐発祥のお店@四川省成都にて
四川省成都は、麻婆豆腐発祥の地でもある辛い物の聖地です。
また、中国国家第1級機密とされている変面ショーもここが本家となっています。
中国:西安(せいあんし/シーアン)
有名な兵馬俑(秦始皇帝陵及び兵馬俑坑)は西安にあります。
紀元前200年代の頃の物です。
地中に埋まったままであった兵馬俑は2200年の時を経て掘り起こされました。
安全性はともかく、欠航の可能性が低いのは四川航空です。
視線航空はどこのメンバー(ワンワールドなど)にも属していないため独自で運行の判断ができるからではないかと推測します。2019年台風19号(武蔵小杉や玉川など氾濫をさせました。)が直撃している最中に成都へ行きましたが、帰国日のANAは全便欠航、四川航空は定刻運行でおかげで帰国することができました。
今回の行程
成田国際空港 T1 20:20 出発
双流国際空港 T1 00:20 到着
双流国際空港 T1 12:25 出発
成田国際空港 T1 17:55 到着
出発は成田空港第一ターミナル・北ウィングから
チェックインカウンターの近辺にはこんなお店が揃っています。
買い忘れがあった時や食事選びの参考にしてくださいね。
ご覧の通り、第一ターミナルは色々とお店があるようなので、ラウンジを使用しない方でも十分な腹ごしらえができそうです。
保安検査の前にカードラウンジがもあります。
チェックインから搭乗まで
チェックイン
四川航空のチェックインはEカウンターで行われることが多いです。
四川航空の規定
預け荷物は23キロまで(2個)
手荷物は5キロまで
手荷物は規定はありましたが、特に測ったりはしませんでした。
余程大きな手荷物を持っていない限り大丈夫だと思います。
大きな明らかに重そうな荷物を持っていると、計るように指示されます。
座席選び
席は当日決める方式らしく、チェックインカウンターでチェックインするまでは席が決まっていません。
全員チェックインカウンターを通らなくてはいけないので激混みでした。
行きは1時間並びました。
連れと隣の席に座りたい場合は早めにきてチェックインした方が良いです。

メモ
席は特に前方を選択するのをおすすめ。
早めに飛行機から降りておくことで、中国についてからの手続きを早めに済ませることができます。
入国審査の前に外国人は機械でセルフ指紋採取をする必要があるので途中で時間を取られます。
この間に中国籍の方が入国審査を通過するんですよね。
する税関チェックや荷物をX線に通したりするのに遅れをとってしまします。
早めに通過するためにも前の方の席を取りましょう。
保安検査を通過してからの地図
プライオリティパスでラウンジを使う
成田空港のラウンジについて
成田空港ではKALラウンジ(大韓航空)がプライオリティパスの保有者向けに設定されています。
26番ゲートのすぐそばにあります。
何があるの?
- 日清シーフードカップラーメン
- パン
- おにぎり
- ドリンク

メモ
カードの契約内容によっては同行者に料金がかかるようです。
同行者に料金がかかるかはラウンジでは調べることができずに、引き落としを確認するしかないようです。
同行者と使用したい方は事前にチェックすると良いです。
搭乗する時の豆知識
出発ゲートは17番ゲートで、保安検査場からかなり歩きましたのでお時間に余裕を持って搭乗口に向かってください。
20:20出発でボーディングは19:35だったので、搭乗して座席についても待ちました。
日系の飛行機だと出発時刻の15分前くらいがボーディングなのでスムーズ進みますが、余計な時間を座席に座っていないといけなかったため疲れました。
気になる四川省の機内設備と環境
座席は猫背矯正マシーン
内部の座席では、中国では縁起がよいとされている赤色が採用されています。
座席の腰の部分が大きく凹んでいて、肩のあたりが出っ張っています。
5時間のフライト時間の予定でしたが、もはや寄っかからずに姿勢を良くいた方がよいと感じるくらいきつかったです。
座席の前は普通のエコノミーくらいのサイズでしょうかね。
写真左の180cm以上ある主人はキツそうです。
157cmの私は余裕があります。
メモ
座席はがっつり倒してOK!
ほとんどの客が後ろの人にお構いなしに席を倒していました。
お国柄あまり遠慮はないようです。「自分も下げるから相手が下げても文句言わない」みたいなスタンスでした。
倒すとそれなりに快適な座席になりましたので周囲に倣って倒しましょう。

サービス
制服がとてもかわいい。サンタさんみたい。
エプロンはパンダでした(笑)
しっかりとしたサービスの印象でした。
成田ー成都の往復は(四川航空と中国東方航空のコードシェア便)は日本語を喋れるCAさんはいませんでした。
ほぼ中国語対応でした。
飛行機で体調が悪くなった時の対応
機内で気分が悪くなった場合、お薬をいただくことができまました。

100回近く飛行機に乗っていますが、今回初めて飛行機酔いをしました。
肩こりがひどく、それが引き金となったようです。
驚きなのが…
日本語を話せるCAさんが搭乗していない
私は具合が悪かったので主人に頼み酔い止めをもらえるよう交渉してもらいました。
英語を話せるCAさんを呼んでもらいましたが、英語がうまく伝わらず。

幸いなことに中国語もある程度話すことができたので英語×中国語で説明してくれました。
ペットボトルの水と小さな薬ケースを持ってきてくれました。
ロキソニンの半分くらいの小さいサイズの錠剤が複数入っていました。
ラベルの文字を確認してみると
成人1〜2錠 「吐嘔」
という文字がありました。
酔い止めであると確認し1錠のみ薬ケースは返却しました。
その後は抗ヒスタミンの効果で眠気に襲われて飛行機が着陸するまで爆睡しました。
注意
飛行機に乗っていて、初めて英語が通じない&(日本出発の便で)日本語が話せる添乗員がいないという体験でした。
体調が悪いワードだけでもメモ帳に書いておいて見せて伝えることができた方が良いな、と思いました。
こういう本を用意しておいて、指差し体調が悪いときに伝えられるようにしておいた方が良いと思いました。
具合の悪いときは身振り手振りで説明する余裕はありませんからね…。
機内食
飲み物
水のペットボトルが配られます。好きな時に飲めるし、こぼれる心配がないからありがたいです。
食事中は水のペットボトルをのみ、食後にドリンクサービスがありました。
座席に小さなカップホルダーが付いているので、テーブルを出さなくても飲み物を置いておけます。
お食事
機内食は40列目くらいからは選べなくなってきますので、希望の食事がある方は事前に伝えるか、前方の方に座ると良いです。
CAさんがビンで花椒(ホアジャオ)をかけてくれますよ。
痺れる山椒系がお嫌いでなければぜひかけてもらいましょう!
本場の風味を感じることができますよ♪
トイレ
離陸前にトイレを使う場合は乗務員さんに声をかけてください。
すべてのトイレは「使用中」にされていますので、声をかければ開けてくれます。
お花が飾ってあり、ライトの青白さで清潔感がありました。
しかし、離陸後数名が使用するともう汚い…。
日本の航空会社のトイレほど期待しない方が良いです。
メディアサービス
タッチパネル式ではありません。
リモコンでいじる方式でした。
飛行機のイヤホンの穴は2つありどちらかの穴に刺して、刺し加減を調節すれば両耳から聞こえるのですが今回はうまく行かず。
どうしても片方の耳しか鳴りませんでした。
飛行機ので使える2極のプラグを持っていたのでそれを使用すると両耳に聞こえるようになりました。
四川航空で手持ちのイヤホンを使用したい場合は、2極の変換ジャックが必須になります。
到着から空港を出るまで
成都双流国際空港に到着すると外国人は指紋を機械で採取します。
okのレシートが出てきますので入国審査時に渡しました。
入国書類は左右書くところ両方埋めてください。
半分は返却され、帰国するときに必要になりますので、これも無くさないように持っていてください。
メモ
入国申告書は機内では配られませんでした。
入国審査の場所に置いてあるのでそこでもらうように、とのこと。
現地で並びながら書きましょう。着陸後、すぐにボールペンをすぐ出せるようにしておいてくださいね。
預け荷物をもらう
中国人は荷物が多いのと、搭乗人数自体も多いので行きも帰りも荷物が出てくるのが遅かったです。
「ビジネスクラスなのに荷物が全然出てこない」と、苦情を行っている欧米人がいました。
荷物を受け取りタクシー乗り場へ

成都双流空港のタクシー乗り場
今回は深夜1時くらい到着しました。
タクシー乗り場は飛行機到着出口を出て右の方の隅にあったので少し歩きました。
「人が多くてタクシーに並ぶのでは?」と心配がありましたが、台数は十分あり待たずに乗ることができました。
旅行に便利な知識ホテルの住所は中国語で大きく・はっきりと書いたものを運転手に見せてください。
- 英語がわからない運転手
- 老眼で小さな文字が読めない運転手
台湾や香港・シンガポールなど旅行をしていますが、こういう運転手のパターンが9割です。
バウチャーのホテルの住所を見せても
文字が小さく読めない
英語がわからないと
言われることが過去の旅行中多々あったので、私はこういう風にしています。↓
油性ペンで大きくはっきりと中国語で書いて見せています。
観光地からタクシーでホテルに帰る時も毎回これを見せて秒で理解してもらっています。
おまけ:帰りのチェックインから搭乗まで
チェックインカウンターは一番隅にある3・4・5でした。
メモ
帰国時空きがあるとプラス1200元(2万円弱)でビジネスクラスにアップグレードができると書いてありました。
一度体験してみたい人は、格安なので検討してみてはいかがでしょうか。


視力が少しでも悪いとみえないんじゃないかと思います・・・わかりにくすぎでした(`・ω・´)
チェックイを済ませたら周囲をぶらぶらしました。
マック・カーネルサンダーのお店・フードコートがありましたが、割高です。
上の写真の小鉢2つはそれぞれ600円くらいしました。
欲しかったパンダのリュックが錦里では600円ほどでしたが、空港では1300円でした。
錦里で買っておけばよかった(´◦ω◦`):
知っておくと得する知識
空港内でのWi-fiは中国の携帯番号を持っている人しか使えないといわれました。
保安検査を通るとFree!Wi-fiの番号が書かれていましたので、保安検査通過後のを利用すれば、日本の番号持っていても使えるかも??
Wi-fiはあまり期待しないほうが良いかもです。
注意
成都双流国際空港の中のWi-fiは中国の携帯番号を持っている人しか使用ができません。
Wi-fiを利用するには保安検査を通過しましょう。
試してはいないのですが、保安検査通過後にFreeWi-fiのパスワードなどか書かれていたので、使えるかもしれませんが…
成都へいくときはポケットWi-fiを日本で借りた方が安心です。
四川航空の搭乗レビュー まとめ
・四川航空は座席の指定はできないので早めにチェックインをすること
・座席は前の方がおすすめ
・タクシーの運転手に見せるホテルの住所は大きく・中国語ではっきりとかく
・成都双流空港はフードコート・お土産屋もあるがかなり割高
私は48時間滞在だけだったので慌ただしかったです:((((;´・ω・`)))
ですが、チベット料理屋さんがあったり、錦里やとても素敵なところが多かったしのでまた行こうと思っています。
これから行かれる方は楽しんできてくださいね!
英語はあまり通じませんので注意です。
英語で話すとみんなスマホの翻訳アプリを起動させて、ここに喋れと言われます。
それでは、良い旅を!